5月16日に,情報処理学会東海支部学生論文奨励の授与式が行われました.
加藤研究室からはM2の宮越くんが,3月にマレーシアで行われた国際会議ISCIで発表した国際会議論文についてエントリーし,見事!!論文奨励賞を受賞しましたッ!!
この研究では,ベイジアンネットワークを用いることで顔表情からの高い感情推定精度を実現しています.
また,帽子や髪で眉毛が隠れるだとか,マスクで口元が隠れるなどの現実社会で頻繁に起こる顔の部分的隠蔽にも対応できるシステムの提案をしています.
「特徴量の欠損に強い」というベイジアンネットワークの特性を応用して,現実社会における一般的事象の問題を解決しています.
このような性質を見抜く力と現実における問題の本質を理解しているからこそ,今回の受賞に繋がる研究成果が出たのだと,私は思います.
宮越くん,おめでとう.
僕も学協会や社会から認めていただけるような画期的,かつ実用性ある研究をしていかなくては!!
と,祝賀パーティーで食事をしながら思いました.
ちなみに,授賞式の前には個人的にとても興味深い特別講演がありました.
一言で言うと,
「文化が社会を創る!」
という内容で,感性研究にはとても有意なお話が聞けました.
また,ゼミで紹介したいと思っています.
それでは.
D3 山西良典